会長挨拶
高梁ロータリークラブ
2025-2026年度
会長 西川 浩二
2020年1月からの日本国内での新型コロナウィルス感染症拡大以降の約3年間では、私たちはその防止対策の中で未曽有の制約と不安を抱えて生活をしてきました。現在はその制約と不安はかなり解消されておりますが、今度は収益・収入増加が物価上昇に追いつかない印象の状況が続き、事業経営や家計への負担と工夫のさらなる増大へと繋がっております。
そんな中、ロータリークラブの運営と活動はどうあるべきなのでしょうか?
今までの延長線上にこれからがあるとは限りません。これまで先人たちが歴年で物理的または論理的に築き上げてきたものを、私たちは糧にして存在していることに間違いありません。ですが、これまた先人たちが施してきたように、社会環境の変動や生活様式の変化の中で継続していくべきもの、変えざるを得ないもの、変えなくてはならないものがあります。
本年度において、マリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ(Mario Cesar Martins de Camargo=ブラジル)RI会長は、クラブの成長のための不可欠な3つの柱として 革新、継続性、パートナーシップ を挙げ、「UNITE FOR GOOD(よいことのために手を取りあおう)」をメッセージとして提唱されました。感染症や紛争に目を向けられたのでしょうか、「分断された世界において、UNITEは非常に力強い言葉」だともおっしゃっております。
また、坂口元昭第2690地区ガバナー(米子南RC)はマリオRI会長のメッセージを受け、あえて地区のテーマやスローガンは設けられませんでしたが、「青少年、特に青年団体と連携することでロータリーの活動を若い世代に発信してほしい」旨を強調されました。
社会の多様性を意識するのみ、あるいは理解するのみ では傍観してるのと同じかもしれません。これまでに存在しなかったもの、これまでとは異なるものを様々な奉仕活動を通した親睦の中で多様性として受入れて、新たな気付きを感じて活性につなげることで、インクルージョンを実現しようではありませんか。これこそ、ロータリーが会員に発している超我の奉仕であり、四つのテストの具現化ではないでしょうか? でも、それは何のため? 奉仕活動に集う人たちの近未来の活躍を期するためです。そして、本年度の高梁ロータリークラブのスローガンに
「繋がりあい、響きあって次へつなぐ」
を掲げます。
本年度は試験的に実施するものがあります。吉と出ればこれを踏み台とすればいいし、凶と出れば断念するか別の方法でRe-Tryするかを考えればいいと思います。見逃しの三振をするくらいなら空振りの三振をするという所存です。会員の皆様には、例会や事業当日への出席のほか、当日に向けた企画・運営への知的・身体的な参画を期待しております。